皮膚がんの病院選びは形成外科の実力も重要 ドイツ代表GKノイアーは3度手術
サッカーW杯の初戦で日本と対戦したドイツのGKノイアーは、カタールの日差しを気にしているようです。今月2日、自らのSNSで顔の皮膚がんで3度の手術を受けていたことを告白。開幕前の記者会見では「しっかり日焼け止めを塗ることが大事」と語っていました。
皮膚がんは、人種によって発症率に差があり、彼のような白人はよく見られます。白人だと、紫外線がよく当たる部位に悪性黒色腫(メラノーマ)や有棘(ゆうきょく)細胞がん、基底細胞がんというタイプができやすい。皮膚がんの種類は多く、この3つが3大皮膚がんです。
ノイアーがどのタイプか不明ですが、重要なのはメラノーマかどうか。メラノーマでなければ、ほとんど治ります。
女優の大空真弓さん(82)は2年前、口の近くに皮膚がんができましたが、早期発見のため手術で回復。手術痕も分からないほどだと報じられました。
前述の3つのうち有棘細胞がんと基底細胞がんは非メラノーマ皮膚がんと呼ばれ、欧米ではすべてのがんの半数以上。日本では皮膚がんが10万人にせいぜい2人ですが、それでも日本の皮膚がんで最も多いのが基底細胞がんです。