ほくろが年々大きくなって…がんにならないでしょうか?

公開日: 更新日:

 ほくろ(色素細胞母斑)が大きくなると皮膚がんなのではないかと不安になる方がいます。基本的には生まれつきある“先天性のほくろ”には注意が必要ですが、成長していく過程で母斑細胞が増殖してできる“後天性のほくろ”はがん化する危険は低いと考えていいでしょう。

 先天性の場合はパターンがあり、顔や背中などに巨大色素細胞母斑(直径20センチ以上)があると「メラノーマ」(悪性黒色腫)が発生する可能性が2・3~7・5%、中型(20センチ以下)や小型(1・5センチ以下)でも0・8~2・6%に発症の可能性があります。メラノーマとは皮膚がんのひとつで、メラノサイトと呼ばれる色素をつくるほくろの細胞(母斑細胞)が悪性化した腫瘍のことです。

 後天性のほくろががん化するケースは極めてまれです。たとえば後天性のメラノーマは10万人に1・1人という低い発症率です。顔などの目に見える場所だけでなく、手のひらや足の裏といった日常的に刺激を与える部位または口の中の粘膜や目の結膜にできることもあります。リンパへの転移もしやすいので、早期発見が大事になります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方