赤血球が増え過ぎると、血液がドロドロになって、末梢血管を通りにくくなります。そのため逆に酸素不足で代謝が低下し、手足が冷えたりしびれたりすることがあります。また血栓ができやすくなるといわれています。とくに心筋梗塞や脳梗塞が心配です。
代表的な治療は「瀉血」(血を抜き取ること)です。抜いた血は、そのまま廃棄処分です。異常な造血幹細胞が混ざっているかもしれないので、輸血などには使えません。ほかに赤血球を減らす薬を使う薬物療法などがあります。
健診で多血症と言われて心配だったら、血液内科を受診してみるといいでしょう。