CTやMRIを使うという方法もあります。お腹の深いところまでクリアに映像化できるので、早期発見に適しているといえます。しかしCTは造影剤を使う必要があり、しかもX線の被ばく量も少なくありません。またMRIは装置自体が高価で、検査時間もかかるので、気軽に使えるものではありません。
そこでリスク評価のためのチェックリストが作られています。10個ほどの質問に答えると、膵がんのリスクが推測できるというものです。まだ十分に普及しているとはいえませんが、これでハイリスクと判定された人にだけ、より精密な検査を行えば、早期の膵がんを効率的に発見できるはずだと考えられています。