秋は片頭痛を起こしやすい季節…外出時はマフラー持参で対策を
つらかった猛暑がウソのように、すっかり肌寒くなりました。とはいえ、冬というにはまだ少し早いこの季節。朝夕と昼間では温度差もあります。
実はこういう春や秋など、一日のうちに温度差がある季節は片頭痛持ちの人にとっては注意が必要なのです。昼間、日差しが届く場所などはまだ暖かささえ感じることがある。ところが、夜になると一転して寒くて肩をすくめて歩いてしまうほどの気温に。この急激な温度差に脳の血管が反応し、片頭痛を起こすきっかけとなってしまうのです。
片頭痛持ちの方は、帰宅が遅くなるときなどには「季節的にまだ早いかな」と思わずに、マフラーやストールなどを持ち歩くことをおすすめします。「寒いな」と感じたなら、すぐに使うようにしてください。薄手のカーディガンやニットなどでもよいかと思います。とにかく備えあれば憂いなし、です。
また、秋になって長袖を着るようになると肌の露出が減るため、脳内神経伝達物質のひとつであるセロトニンの合成が減少しがちになります。セロトニンが体内で作られるためには、日光を浴びることが必要。ところが長袖になると、その分だけ浴びる箇所が少なくなってしまうので合成が少なくなるのです。