低血糖リスクのある人は知っておきたい「バクスミー」の効果と限界

公開日: 更新日:

「その可能性のある人は運転しないようにしてください。実際、運転中に無自覚性低血糖による死傷事故を引き起こす運転者は多く、2014年には病気や薬物の影響による交通事故に対して、要件を満たせば危険運転致死傷罪の適用を可能とする自動車運転死傷行為処罰法が施行されました。無自覚性低血糖などの意識障害を起こす可能性について、虚偽の申告をして免許の取得・更新を行った人は罰則を科せられることになっています」

 低血糖は、本人以外の周囲の人にはわかりにくいことが怖い。

糖尿病の治療中で低血糖の可能性がある人は、通常、ブドウ糖の錠剤や砂糖、清涼飲料水などを携帯することが大切です。しかし、低血糖に陥った本人が意識を失うなど、他人の介助なしでは血糖値を回復できない重度の低血糖の状態では、無理にブドウ糖の錠剤を摂取させると、誤嚥や窒息のリスクがあります。その場合、周囲の人は一時的にブドウ糖や砂糖を水に溶かして唇や歯茎に塗布し、急いで病院に運び、ブドウ糖の静脈注射を受ける必要があります。ただし、搬送が間に合わない場合もあるため、亡くなるケースも報告されています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  4. 4

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  5. 5

    timelesz篠塚大輝“炎上”より深刻な佐藤勝利の豹変…《ケンティとマリウス戻ってきて》とファン懇願

  1. 6

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”女性議員ついに書類送検! 野党支持率でトップ返り咲きも玉木代表は苦悶

  3. 8

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  4. 9

    波瑠のゴールインだけじゃない? 年末年始スクープもしくは結婚発表が予想される大注目ビッグカップル7組総ざらい!

  5. 10

    アヤックス冨安健洋はJISSでのリハビリが奏功 「ガラスの下半身」返上し目指すはW杯優勝