元テレ東・赤平大アナ「発達障害の人が才能を生かせる世の中に」 長男をきっかけに動画メディアで起業

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子どもの将来を考えた時、発達障害を取り巻く環境の中でうまくいっていないと実感した点が2つありました。1つが学校教育です。発達障害であるかないかで教育の方法は変わってきます。05年施行の発達障害者支援法で、文科省や厚労省は教育方法の整備を推し進めていますが、なかなか現場に浸透していないのが現状です。その理由としてあげられるのが先生方の忙しさです」
 
 全体の10%程度の問題に時間を割く余裕が、現場の教師にはないと赤平さんは言う。

「もう1つが、ビジネスの現場で発達障害の人材がうまく生かされていないことです。野村総研のレポートによると、日本は発達障害への理解や人材活用が遅れていることによる損失がおよそ2.3兆円ほどあるといいます。学校教育とビジネスの現場で発達障害への理解、人材活用を前向きな形で進めていきたいということで立ち上げたのが、動画メディアでした」 

 日々自身の子どもと接する中で発達障害への意識を高め、関連論文を500本以上読み込み問題がよりクリアになっていったという。「発達障害学習支援シニアサポーター」などの民間資格も取得している。

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