元テレ東・赤平大アナ「発達障害の人が才能を生かせる世の中に」 長男をきっかけに動画メディアで起業
■発達障害は100人いたら100通りある
「いま日本でできる対策の一つが、発達障害の知識を深めるための研修です。しかし、発達障害は100人いたら100通りあって、うちの子のケースで言うと、ADHDと診断されていますが、ASD(自閉スペクトラム症)やLDの傾向もあって、IQの高さが入会基準の一つとされるMENSAのメンバーでもあります。発達障害の場合、ADHD、ASD、LDがミルフィーユのような層になっていて、それぞれの出方の度合いは千差万別です。そのため、残念ながら研修では網羅しきれず個々への対応が不十分なのは論文でも明らかになっています」
そこで思いついたのが、動画コンテンツの配信だという。
「じゃあどうしようというときに、発達障害のさまざまなケースに対応する動画を作って、いつでも誰でも見られる状況にすればいいと思い立ったのです。テレビ屋なので動画制作のノウハウはあったので、誰がやるのが一番いいのかと考えたところ、自分じゃんということになりました」