元テレ東・赤平大アナ「発達障害の人が才能を生かせる世の中に」 長男をきっかけに動画メディアで起業
赤平さんの起業は、今年中学校に入学する長男の発達障害がきっかけとなった。長男には、発達障害のほかギフテッドの要素もあるという。
■入試2カ月前に受験を決断し、麻布中に合格
ギフテッドとは一般的にIQ(知能指数)が高い子どもととられがちだが、運動、芸術、料理、コミュニケーションなどあらゆる分野で突出した才能を持っている人のことを指す。ギフテッドは発達障害を併せ持つケースもあり、なかには学習が困難なケースも少なくないという。
赤平さんの長男は今年、東京の私立中学における“男子御三家”の一角、麻布中学に合格している。だが受験を志したのは、昨年12月のこと。LD(学習障害)によって鉛筆で文字を書くのが苦手だったり、ADHD(注意欠陥・多動性障害)のため1日1時間ほどしか集中して勉強ができなかったりする長男が、およそ2カ月で進学塾にも通わずにどうやって合格できたかについては別稿で記すが、発達障害における“問題解決”と“能力活用”の2つを自分ごととして推し進めるために、赤平さんは起業を志した。