FXのスワップポイントが米ドル預金より有利と再注目浴びる 問題は為替変動

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 FX(外国為替証拠金取引)のスワップポイントが再び注目を集めている。スワップポイントは、外貨預金の利息のようなもので、金利の低い通貨で金利の高い通貨を買ったときに受け取れる。たとえば、円よりも米ドルのほうが金利は高いので、円で米ドルを買うときにも受け取れる。代表的なFX商品である取引所FX「くりっく365」の場合、米ドルを1万通貨購入すると、1日当たり236円(5月7日時点)のスワップポイントを受け取れる。仮にこのスワップポイントが1年間続けば、236円×365日で8万6140円となる。一方で米ドルの為替レートが1ドル=154円とすると、1万通貨では154万円。スワップポイントの利回りを計算すると、8万6140円÷154万円で約5.6%となる。メガバンクの米ドル定期預金1年物の金利が4.5%程度であることを考えると有利だ。

 英ポンドも同じ。1日当たりのスワップポイントは285円で年換算10万4025円となる。為替レートは1ポンド=194円程度なので、利回りにすれば約5.4%だ。

 FXのメリットは少額で取引ができること。「くりっく365」の場合、自己資金の最大25倍まで取引可能。これを「レバレッジ25倍」という。たとえば、1ドル=154円のときに1万ドルの米ドルを買うのに必要な資金(証拠金)は、6万2000円程度。この投資金額で年換算8万6140円のスワップポイントが受け取れるなら、単純計算の利回りは約139%となる。実際には、余裕をもって資金を入れておかなければ、為替の変動で強制退場になる可能性があるが、外貨預金よりも効率よく利息を得ることができる。

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