菅野に投手タイトルを…巨人・原監督が画策する“奥の手”
26日にリーグ3連覇を決めた巨人の原監督(56)。優勝決定後、2試合続けて「第81代」の4番に実績のない大田を抜擢するなど、“消化試合”モード突入でDeNAに連敗した。「優勝を決めたとはいえ、目的は勝つこと。みんな分かっていると思うけどね」とクギを刺し、「CS? まだ早いんじゃない?」と質問を遮った原監督には確かに、その前に後押ししたいことがある。エース菅野智之(24)のタイトルだ。
菅野は現在12勝(5敗)で、阪神メッセンジャーの13勝に1差。防御率は2.36でリーグトップを走っている。2位の広島前田が2.56で追う展開。勝率もリーグトップタイだ。 巨人は10月1日からの5連戦を残すのみ。残りが消化試合にならないのは、タイトルがかかる菅野だけである。ある球団関係者が言う。
「順番なら菅野の前に投げる杉内は、10勝に到達したところで抹消した。菅野にあと2度の登板機会を与えるためともっぱら。菅野が先発予定の1日のヤクルト戦で勝ち星がついてトップに追いつけばいいが、場合によっては、中3日で5日の広島との最終戦のリリーフに回る可能性もある。例えば、巨人が勝っている五回2死からマウンドに上がれば、勝ち投手の権利を得られる。故障で1カ月以上離脱しながらもチーム勝ち頭。労に報いたいということです」