菅野に投手タイトルを…巨人・原監督が画策する“奥の手”
■坂本と長野で最多安打を分け合ったことも
これまでも原監督は、選手のタイトル取りをバックアップしてきた。2年前の最終戦では、最多安打のタイトルがかかっていた坂本を1番で起用。期待に応え、3安打を放ってトップだった長野に並ぶと、その長野に打順が回ってきたところで代打を送り、タイトルを分け合わせた。
高校の後輩にあたる大田を4番に座らせていることにチーム内外から批判がないわけではない。“身内”のことになると、原監督は頑固になる。「これからまだひと山、ふた山ある」と言うように、大事なCS、日本シリーズが控える中、余計なことをやって「80年の巨人の歴史の中でも一番」と胸を張る団結力に綻びが出なければいいのだが……。