釜本邦茂氏が見た豪戦 「香川と本田と岡崎には注文がある」
アギーレ日本の今年最後の試合、オーストラリア戦(18日)を見ながら「W杯が終わった後の代表選手の入れ替えの難しさ」を痛感させられた。
それは日本代表だけではない。オーストラリア代表にも言えることだ。
後半途中からMFブレシャノ、FWケーヒルの34歳コンビが出てくるなど、世代交代がスムーズに進んでいるとは言い難い。試合を通してオーストラリアの持ち味であるパワフルなプレーは見られず、攻守にわたって手探り感が漂っていた。
日本代表の場合、34歳のMF遠藤がプレーしていた前半の戦いぶりが気になった。
なかなか中盤でボールをつなぐことができず、それが原因で苦戦を強いられた。やはり日本は、中盤でボールが回ってナンボ! 前半の45分限りで遠藤に交代が告げられたのも、遠藤自身のプレー内容を考えると致し方ないだろう。
その前半30分過ぎ、中盤の攻勢をWボランチに変更し、少しはボールがスムーズに回るようになった。
たとえばMF香川は、インサイドMFからトップ下に移った。しかし、いつもの「調子の上がらない香川」に終始した。彼には「大胆にプレーしたらどうか」と言いたい。