チームは豪に快勝も“蚊帳の外” ますます薄まる香川の存在感
アギーレ・ジャパンにとって6戦目となるテストマッチ(18日)は、来年1月9日開幕のアジア杯の前哨戦となった。
相手は、アジア杯の開催国オーストラリア。世界ランクは、日本の52位に対して94位と低迷しているが、対戦成績は7勝8分け7敗の五分。決して侮れない相手に日本代表は、2―1で逃げ切って年内ラストゲームを白星で締めくくった。
前半はオーストラリアのペース。後半から登場したMF今野泰幸(31)が61分、先制点を決めると流れが変わり、68分にFW岡崎慎司(28)が右足ヒールの絶妙シュートを決め、これが値千金のゴールとなった。
「11月の2試合は勝ちに行く」と話していた指揮官は、試合後に「良い結果を得た。アジア杯のタイトルを守れるように頑張る」と頬を緩ませながらコメント。14日のホンジュラス戦に続いての2連勝に上機嫌だった。
■いつも窮屈そうにプレー
もっとも気掛かりな点もある。エース番号である背番号10を背負ったMF香川真司(25)が、この日もゴールやアシストに絡めず、連勝に沸くチームの中でひとり、“蚊帳の外”に置かれているのだ。