釜本氏が本田に苦言 「サボらないでフルパワーでプレーを」
アギーレ体制3戦目のジャマイカ戦(10日)の得点が、オウンゴールによる1点だけだったとしても、初勝利でアギーレ監督もホッとしたことだろう。まずは「おめでとう」と伝えたい。
試合内容は……シュート20本で流れの中からのゴールが0本。何度も決定力不足を嘆いてきたが、ジャマイカ戦に関しては前半33分のMF本田圭佑(28)のループシュートが決まっていれば、日本代表はグッと流れをつかんで3点目、4点目が決まっていただろう。
相手GKと1対1になった本田には、いくつかの選択肢があった。利き足の左足で強烈シュートを見舞うか、それとも相手GKをかわしてゴールに流し込むか――。本田はGKの頭越しにループシュートを選んだ。
ジャマイカ戦の前に本田が「日本代表が進化するためにゲームメークに関与しようとせず、前線で勝負して相手の脅威になりたい」という趣旨のコメントを発した。
かねて、本田には「トップ下は適役ではない。FWとしてゴールを奪うことによってチームを牽引すべし」と言ってきた。果たしてコメント通りのプレーを見せたか? 絶好の得点機で外しているようではチームの柱にはなれない。「前線で脅威になりたい」にしても空手形に終わった。