ワインドアップ挑戦の日ハム大谷に「デメリット大きい」の声
「ワインドアップにすることは、メリットよりもデメリットの方が大きいかもしれない。ワインドアップは動作が大きい分、コントロールミスをしやすい。すでにセットで162キロを投げているわけだし、どちらで投げても球速に大差は出ないのではないか。大谷にとって必要なのはむしろ、昨年投げていたセットで狙ったところに、より正確に投げる制球力を身につけることだろう。昨年はストレートにバラつきも見られたからね。これが修正されれば、もっと凄い投手になれる。投げ方うんぬんよりも、トップの位置や重心の置き方などに意識を持つことの方が、本人にとってプラスになると思う」
問題は、大谷が周囲に「170キロ」とたきつけられることで、ソノ気になることかもしれない。スポーツ紙はまだ自主トレ段階というのに連日、大谷をデカデカと取り上げている。キャンプでは、ソフトバンクに松坂、広島に黒田が復帰するなど盛り上がりを見せそうだが、年々進化を遂げる大谷は別格。一挙手一投足が大きく取り上げられるのは間違いない。
20歳にして貫禄すら出てきた感のある大谷なら、そんな心配は無用かもしれないが、力を傾けるべきところはハッキリしている。