“二刀流”日ハム大谷 「年俸1億円」で気になる査定内訳
ハタチにして、年収にゼロが8個も並ぶのはこの世界くらいだろう。
5日、日本ハムの大谷翔平(20)が契約を更改し、年俸3000万円から7000万円増の1億円で大幅アップとなった。「来年1年、優勝を目指すための戦力になってほしいと言われ、すごく高い評価をしていただいた」と笑顔を見せた大谷。気になるのは査定の内訳だ。
日ハムは「投手大谷」「野手大谷」の給与をそれぞれ別に査定し、2つを合わせて7000万円増とした。それぞれの額はいくらなのか。
■投手と野手の差
参考になるのがダルビッシュ(現レンジャーズ)の数字だ。高卒2年目の年俸は3000万円と、ここまでは大谷と同じ。それが06年に12勝5敗、防御率2.89の成績を残し、4200万円アップとなった。
大谷は投手として11勝4敗、防御率2.61と似たような数字を残した。179の三振数はダルビッシュの115個を上回ったが、今季の日ハムは3位。06年は44年ぶりの日本一に輝いている。チームや個人成績を考慮すれば、「投手大谷」のアップ額はおよそ4000万円程度だろう。