ピクシーの「傷」とレオ様の「器」 アギーレ後任筆頭候補を検証
監督としての手腕にしても、名古屋時代は194センチFWケネディと185センチDF闘莉王の頭を目掛けて放り込むだけのサッカーに終始。日本代表の指揮官には向いていないともっぱらだ。
端正なマスク、落ち着いた立ち居振る舞い、教養あふれる物言い――。「貴公子」のニックネームで呼ばれるレオナルドは、八百長疑惑でイメージダウンの日本サッカーの救世主と言ってもいいだろう。
03年にACミランを最後に引退。ミランの副会長補佐、GMなどを歴任して09年に監督に就任し、欧州CLでも采配を振った。10年5月に辞任すると、10年12月にはインテルの監督に就任した。翌年7月に辞任した後、パリ・サンジェルマンのスポーツディレクターを務めるも13年8年に辞任、現在はフリーの立場にある。
「日本サッカーのスポンサー企業は、クリーンイメージのレオナルドを歓迎する空気が強いようですが、いかんせん指導者としての経験がなさ過ぎます。試合の流れを読む目、戦況に応じた戦術変更、選手交代などが稚拙で、イタリア国内では勝負師としての能力が足りないと批判されました」(同関係者)
日本代表次期監督には、揃ってふさわしくないという声があるのだ。