日本選手権の会場となる新潟市のデンカビッグスワンスタジアムは比較的、記録が出やすい競技場として知られる。実際、これまで行われた大会では中長距離で自己ベストを更新した選手は少なくないそうだ。新潟陸上競技協会関係者によれば、日本海から内陸に吹く海風がゴール地点に向かって抜けるため、気象条件や風向きが合えば好記録が続出するケースは珍しくないという。
今季の桐生は、4月の織田記念で10秒40に終わるなど平凡なタイムばかりで結果が出ていない。桐生が世界陸上の出場切符を自力で手にできるかどうかは新潟の海風にも左右されそうだ。