女子200m平泳ぎで圧巻の“金” 渡部香生子は600万円ゲット
今や女子どころか日本競泳陣のエースだ。
水泳の世界選手権(ロシア・カザニ)は7日(日本時間8日未明)、女子200メートル平泳ぎ決勝で渡部香生子(18)が2分21秒15で優勝し、来年のリオ五輪代表入りを決めた。
準決勝を全体3位で通過し、決勝の終盤でも爆発的なスピードを発揮した。150メートルを2位で折り返したが、最後の50メートルで一気に加速。トップを泳ぐペデルセン(デンマーク)を残りの25メートルでとらえると最後は2位に1秒以上の大差を付けてゴール。世界の大舞台で強さを見せつけた。
これで渡部は200メートル個人メドレー銀に続く今大会2個目のメダルを手にした。同時に世界選手権としては高額なボーナスも得る。今大会は日本水連のスポンサーである証券会社から報奨金として金500万円、銀100万円、銅50万円がそれぞれ贈られるのだ。渡部は金、銀2個のメダルで合わせて600万円が懐に入る。
証券会社による報奨金制度は11年上海大会、12年ロンドン五輪に続いて3度目。ロンドンのボーナスは金3000万円、銀300万円、銅100万円だった。リオでも同額の報奨金が用意されるとみられる。