大一番のカープ大迷惑 中日・山本昌「引退試合」なぜ広島で?
山本昌は「最後は自分も真剣勝負ができたし、丸選手も真剣勝負してくれたのでうれしかった」とコメントしたが、広島側の理解があったとはいえ、勝てば3位となる広島は、これで気勢をそがれたのは間違いない。山本昌の後を受けた大野、若松からわずか1安打。ゼロ封負けでCS進出を逃した。
引退試合はシーズン終盤のホームゲームで行うのが通例。中日は今季、朝倉、小笠原、和田、谷繁兼任監督の引退試合を行ったが、いずれも9月終盤のナゴヤドームだった。最年長登板、最年長出場、最年長先発のプロ野球記録を塗り替えて32年間のプロ生活に終止符を打った左腕だが、勝てば天国、負ければ地獄の大一番だった広島ナインにとっては、「大迷惑」なイベントだった。