マスターズ切符かけタイ行きも 片山晋呉とんだ“計算違い”
片山にとってはかなりシビアな戦いになりそうだ。今大会のWRへの優勝加算ポイントは「34」(昨年実績)で、日本オープンの「32」を上回る。片山がWR50位以内に滑り込むには、計算上、トップ3に入って10ポイント以上稼ぐことが最低条件になる。
しかし日本と違い、グリーンはバミューダ芝でフェアウエーはティフトン芝と、クセがあって素早い対応力が求められる。さらに寒い日本からの移動で、この時季のタイ特有の蒸し暑さも選手を苦しめる。乾期とはいえ、湿度は70%以上で、最高気温も30度を超える。シーズン終盤の連戦続きで疲れのたまったベテランにとって、タイの暑い日差しはきついはずだ。
片山の前には強豪選手が立ちはだかり、さらにコースや気候も厳しい。マスターズキップを手に入れるのは至難の業だ。