マスターズ切符かけタイ行きも 片山晋呉とんだ“計算違い”
「なんでこんな世界のトッププロが出場しているのか」と、ビックリしているのではないか――。
マスターズ出場キップを目指して片山晋呉(42)がタイランド選手権(10日開幕)に出場する。片山は現在、世界ランク(WR)61位。12月28日の時点でWR50位以内に入れば、6年ぶり10度目のマスターズ出場権が手に入る。何とか年内に出場キップをゲットしたいと、わざわざタイまで出かけてポイント獲得に色気が出たのだろう。
ところが、フタを開けてみたら、トッププロがゾロゾロだ。今大会はアジアンツアー90選手のほかに、WR上位11選手に出場権がある。先週のタイガー・ウッズ主催試合「ヒーローワールドチャレンジ」を制したWR4位のB・ワトソン。13年大会覇者のS・ガルシア(スペイン・同12位)の他に、メジャー2勝のM・カイマー(独・同27位)、V・デュビッソン(仏・同33位)、11年、14年と同大会を2度制したL・ウェストウッド(英・同56位)など、世界中から実力プロが集合したのだ。また今季5勝を挙げた日本ツアー賞金王の金庚泰、福島オープンで松山英樹に競り勝った地元のP・マークセンも出場するなど、強敵ぞろいである。