先日の強化試合で、巨人から侍ジャパンに選出されたのは菅野と田口。WBC後の体調面は高橋監督の懸念材料でもある。WBCイヤーは投手にケガ人が出る傾向がある。日本の統一球より「大きくて滑りやすい」といわれるWBC球を実戦で投げ込む反動だ。先発のバックアップ要員を厚くしておきたい巨人は、だからこそ投手の補強に目の色を変える。たとえ先発6番手以降でも“繰り上げ当選”の可能性はある。逆にダメなら、ジ・エンドということだ。
2年目を迎える元ドラ1選手でも、この状況に危機感を感じないはずはない。来春のキャンプ一軍スタートは濃厚となったが、周囲を見返すため、桜井は静かに燃えている。