侍Jにも代役いない 坂本がV逸巨人でも来季ウハウハの理由
巨人の坂本勇人(27)が10日、侍ジャパンの一員としてメキシコとの強化試合に「1番・遊撃」で出場。3打数1安打で2四球を選んだが、守備で1失策を犯し、これが失点につながった。とはいえ、来年3月のWBC本番でも正遊撃手の座はほぼ決まっている。巨人同様、代わりがいないのだ。
チームはリーグ優勝を逃したが、バラ色のオフに突入している。セの遊撃手として初の首位打者と最高出塁率のタイトルを獲得。遊撃手部門でこちらも自身初のゴールデングラブ賞を受賞した。
そこで気になるのは「カネ」である。
今季、海外FA権を取得したが、昨オフに年俸2億5000万円の複数年(3年以上)を結んでいる。通常、年俸は「固定制」だが、坂本はあえて「変動制」にした。ダメでも2.5億円を確保できる固定制にした方がリスクを回避できるものの、前年は打率.269で「ふがいないシーズン」と振り返っていたこともあり、あえて勝負した。
これは阿部の影響ともっぱら。「成績が良ければバーンと上げてもらうし、ダメなら下がる。一年一年勝負するのがプロ」が持論で、複数年契約中も変動制にしていたのだ。