西武が牧田の米移籍容認 巨人は今季FA戦線で早くも“1敗”
巨人は今季、2006年以来のBクラス4位。あくなき補強に乗り出すはずが、いきなりつまずいた格好だ。他に調査を進めている日本ハムの宮西尚生(32)や中日の谷元圭介(32)も雲行きは怪しいという。
「残留交渉をしている日本ハムと中日側の感触では、2人とも移籍封印に気持ちが傾いているといいます。そうなると、巨人は困ったことになる。マシソンの残留が不透明で右肩痛が長引く沢村がアテにならない状況。経験豊富な救援投手という補強ポイントだけは絶対に外せない。誰かを補強しないことには、渡辺主筆を筆頭とした読売や球団の上層部が何と言うか。現時点では日本ハムの増井が行使濃厚で巨人入りのウワサもありますが……」(前出の関係者)
仮に全敗は免れても、このオフのFA補強は1人にとどまるのか。この10年間、FAで1人しか獲得しなかった年は、脇谷(西武)を取った15年オフ、藤井(日本ハム)を引き入れた09年オフの2度しかない。FA補強そのものを見送った年はあるが、動く以上は同時に2人以上を獲得するのが巨人である。14年オフに相川(ヤクルト)、金城(DeNA)といったレギュラーでない2選手をFAで獲得した年もあるほどだ。
切羽詰まった巨人が、ロッテの涌井秀章(31)あたりにカジを切る可能性も浮上しそうだ。