WS“戦犯”ダル残留希望も…ドジャースが再契約しない根拠
「ワールドシリーズでやり返すチャンスのある球団がベスト。ドジャースでやりたい」
ドジャースのダルビッシュ有(31)が1日(日本時間2日)、ワールドシリーズ第7戦に先発するも1回3分の2で5失点KO。同様に2回もたず4失点KOだった第3戦に続いて負け投手になった試合後、こう言ってドジャース残留を希望した。
ダルは今オフ、FAになる。複数の米メディアによれば「5年総額140億円程度」の大型契約が期待できるとか。ドジャースを筆頭に、ヤンキース、レッドソックス、ジャイアンツ、カブス、フィリーズなどの金満球団が獲得に乗り出すという。
本人はドジャースに残りたいと言うが、問題はドジャースがワールドシリーズで2戦続けて早々とKOされたダルに「5年140億円」もの大金を積むかどうかだ。
■大型契約を徹底して嫌う編成部門
ドジャースの編成部門は2015年から、フリードマン取締役とザイディGMが仕切っている。彼らは複数年の大型契約を徹底して嫌う。15年以降、FAで最大の契約は抑えのジャンセン(30)との5年約91億2000万円と、ターナー三塁手(32)との4年約73億円。ともに平均年俸は18億円くらいだ。