高木美帆の切望 政府が設置検討の冬季NTCは本当に必要か
「史上最多13個のメダルを獲得した平昌での結果を見る限り、日本はこれ以上、スポーツに予算をつぎ込まなくてもいいのではないか。財源もそうですが、例えば、メダルの可能性が低いアルペン競技の育成・強化のために新たにスキーのコースを整備するとなれば、環境破壊にもつながりかねない。
冬季競技の選手は、おそらく北海道に総合トレーニング場と医療体制が一体化した施設の設置を要望しているのでしょうが、練習施設が整っているからといって必ずしも結果に結びつくとは限らない。そもそも冬季の場合、海外で合宿を行う競技が少なくない。新たに国内に冬季競技の施設を建設する必要はないでしょう」(スポーツライター・工藤健策氏)