羽生結弦の世界フィギュア欠場にアイスショー業界真っ青
王者はしばらく羽を休めるという。
7日、平昌五輪で66年ぶりの連覇を果たしたフィギュアスケートの羽生結弦(23)が世界選手権(21~24日)の欠場を発表した。連覇のかかる大会だったが、昨年11月に痛めた右足首の治療を最優先。先月の帰国報告会では「いろんなところを痛めたので、ちょっと休みたい」と話していた。
この発表で青ざめているのが、開催を控えるアイスショーの運営者だ。世界選手権後、競技がオフに入るトップ選手はアイスショーのオファーが多く、熱狂的なファンが多い「ドル箱」羽生は引っ張りだこ。特に五輪イヤーは繁忙期で、30日の「THE LEGENDS~メダルウィナーズ・ガラ2018~」(大阪)には、平昌のメダリストが勢ぞろい。女子金のザギトワ、銀のメドべージェワ(ともにロシア)や宇野昌磨、宮原知子も出演予定。しかし、そこに羽生の名前はない。
別名「羽生ショー」と呼ばれる「ファンタジー・オン・アイス」(5月25日~7月1日=全国5カ所)もそうだ。10年から出演を続けてきたことからそう呼ばれ、昨年は羽生が唯一参加したアイスショーでもある。発売すれば即完売は必至だが、16年には左足甲靱帯損傷の影響でキャンセルした前例があり、今回も出演未定。現状、公式サイトに「羽生」の文字はない。
すでに羽生の出演をポスターで告知していた「Continues」(4月13~15日=東京)も6日の公演発表を延期。
興業主の悲鳴が聞こえてくる。