日本の芝に戸惑い出遅れ 小平“凱旋プレー”が及ぼす悪影響

公開日: 更新日:

「米ツアーでダメでも日本ツアーの逃げ道がある、という甘い考えがあるのなら向こうでは戦えない。昨年は賞金王よりもマスターズに出たいと言ったぐらい海外志向が高く、せっかくチャンスをつかんだのだから国内大会に出ている場合ではない。米ツアーのコースにはいろんな芝があり、もっと経験を積まなければいけない。昔、樋口久子が日米を行ったり来たりでグリーンのスピードの違いからイップスになったことがある。苦しくても徹底して米ツアーで戦うべきです」(評論家・菅野徳雄氏)

■めったに出場しない松山

 今大会はパー70設定ながら総距離6557ヤードと米ツアー会場に比べたら箱庭同前だ。もちろん出場メンバーを見れば世界ランク100位以内は小平と宮里の2人しかいない。世界トップ3のD・ジョンソン、J・トーマス、J・スピースとしのぎを削るハイレベルの試合とは訳が違う。

 甘いコースでへぼ連中と一緒にプレーしたら小平にもヘタがうつる。松山英樹は日本ツアーメンバーを返上したこともあるが、国内大会にはめったに出てこない。

 小平も世界でもっと上を目指すのなら、松山のように日本ツアーを見捨てるぐらいでないとダメだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭