小平の米ツアーV支援 姉さん女房ミポリンの“あげまん”ぶり
テレビ解説の仕事でマスターズから一足先に帰国し、日本から応援した古閑美保(35)の存在も大きかったはずだ。
小平智(28)が米ツアー「RBCヘリテージ」で日本人男子5人目の初優勝を遂げた。それも、「ゴルフの話になるとケンカになる」(古閑)と、何でもズケズケと口にする姉さん女房の叱咤があったからだ。
小平は昨年の日本ツアー最終戦時点ではマスターズに出場できる世界ランク49位につけていた。ところが暮れの挙式準備の慌ただしさもあって、エントリーしていたインドネシアン・マスターズを直前に欠場。年内ランクは51位に落ちてマスターズ出場権を逃してしまった。すると「何やってんだ」とばかりに関係者からの批判が大きくなった。
しかし古閑美保は諦めず、「アンタならできる」「世界で戦う強い男が好き」と年下亭主のケツをたたき続けた。その甲斐あって直前までに世界ランクを上げて初のマスターズ出場を果たすと、本大会は28位と大健闘。自らは、パー3コンテストでバッグを担ぎ、大会期間中はロープ際を付き添うように歩き「ナイスパット」「ナイスバーディー」と大声でエールを送り続けた。