“噛み付き男”が優男に スアレスは問題児を卒業したのか?

公開日: 更新日:

 えらく落ち着いたものだ。ウルグアイのストライカー、スアレス(31=バルセロナ)のことである。

 1次リーグ最終戦となったロシア戦前半10分、強烈なグラウンダーのFKで先制ゴールを決めるなど、A組1位通過に貢献。「決勝トーナメント進出が目標だった。これからは歴史を塗り替えたい」と意気込んだ。

 スアレスといえば、2014年ブラジル大会のイタリア戦で、相手DFの肩にガブリと噛みついて大会から追放されるなど、数々の奇行をはたらいてきた問題児だ。

 ブラジル大会直後にスペインリーグのバルセロナに入団した際は、契約に「噛みつき禁止」の条項が盛り込まれ、違反した際には300万ポンド(約5億円)の罰金が科されると報じられた。「噛みつかれる被害者はダレか」ということがブックメーカーの賭けの対象になったこともある。

 今年に入ってからも、試合中に相手DFの腹に蹴りを入れたとの疑惑が浮上。5月にリーグ優勝を果たした際には、監督の靴を強引に脱がせ、バスの外に放り投げて話題になった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…