セネガルを苦しめるも…日本があと一歩で勝ちきれない要因
ロシアW杯開幕前から「常に勇気を持って臨むべし」と言ってきた。
開幕2カ月前になって指揮官が代わり、西野ジャパンを形作っていくには、あまりにも時間が短すぎる。ゆえに「勇気を持って」である。
攻撃しかり、もちろん守備しかり。自ゴール前に引いて守り倒すではなく、相手選手にプレッシャーをかけながら積極的に前に! 前に! と勇気を持って出ていくことが大事だと思った。
特にセネガルの選手には高い、速い、強いの三拍子がそろっている。
フィジカル面も含めて個々の選手の能力が高い分、運動量で負けていては話にならない。とにかく動き回って局面ごとに数的優位をつくる――。
前半の日本選手には及第点を与えていいだろう。GK川島のミスによる失点(11分)もあったが、選手全員がアグレッシブに戦っていた。
前半34分に日本が同点に追い付いた途端、セネガルは選手同士の距離感がおかしくなり、攻守のコンビネーションが取れなくなった。後半になってもセネガルの足並みの悪さは解消せず、日本が優勢に試合を進めた。