“噛み付き男”が優男に スアレスは問題児を卒業したのか?
が、今大会のスアレスから、こうした奇行の類いは影を潜めている。派手に転倒して相手選手に執拗にしがみつくなど、“らしさ”は垣間見えるものの、倒れた相手をなだめるだけでなく、この日は自らのシュートチャンスで、2トップのFWカバニにパスを送ってアシストする場面も。これにはテレビ解説者が思わず「優しさですかね」とつぶやいていた。
大会直前にはタバレス監督が「彼は今大会を迎えるにあたって本当に成熟した」と、精神的成長を強調。代表通算100試合目となったサウジアラビア戦後には、満面の笑みで妻が第3子を妊娠したことを発表した。
大会終了までおとなしいままなのか。それはそれで、少々寂しい気もするが……。