松山英樹は連覇遠のく…クラブを替えても不安解消できず
【WGCブリヂストン招待】
去年の今頃に比べてゴルフが下手になっていないだろうか。
松山英樹(26)のプレーを見ていると、そんな印象を受ける。
昨季はHSBCチャンピオンズとフェニックスオープンに優勝。全米オープン2位でファンを沸かせ、この大会は最終日に61と爆発し逆転V。翌週の全米プロでも優勝争いを演じた。世界ランク3位でフェデックスポイントレースでもトップを走り、プレーオフでは年間王者の有力候補にも挙げられていた。あの松山はどこへ行ったのか。
今季は勝ち星がなく、ベストフィニッシュは4位タイ。今大会の開幕前の会見では「(ショットもパットも)自信があるものは何もない」と語っていた。それでも初日は3アンダー、21位とまずまずのスタートだった。2日目は通算11アンダーで首位に3人が並び、松山もどこまでスコアを伸ばすかと注目を集めたが、スコアを2つ落とし、通算1アンダーの37位タイ。連覇は厳しくなった。
「(第1打を左バンカーに入れた)7番は番手を持つミス。集中していないわけではないが、状況にあったゴルフができていない。ショットもパットも不安定の中で、昨日よりよくなっていると期待したが、かみあわなかった。そんなゴルフが続いている」(松山)