全英V圏内2位キープも…比嘉真美子に立ちはだかる新たな敵
【全英リコー女子オープン】
「いい位置で予選を通過できた。残り2日間は攻めるプレーで、楽しみながらラウンドしたい」
2位発進の比嘉真美子(24)が通算9アンダーまでスコアを伸ばし、首位と1打差2位タイをキープして決勝ラウンドに駒を進めた。
この日は3番でボギーが先行するも、5番バーディー、6番イーグル、7番バーディーで勢いに乗った。後半も2バーディーを奪い、一時2位に2打差をつける11アンダーまで伸ばして単独首位。
ところが、17番の2打目を左に曲げてロストボール。このホールをダブルボギーとしたが、V圏の好位置はキープした。
「思いのほかリラックスしてプレーできた。同組のL・コ、M・マーティンとリズム良くプレーできた。決勝ラウンドでは自分の持ち味を生かしてエンジョイしたい」
だが、リンクスは天候がひとたび崩れたら、体力を消耗する厳しい環境になり、エンジョイどころか、思考力が鈍る。それに、もうひとつの“敵”もある。ノンメンバーのプロに、メジャータイトルは簡単に渡せないという欧米ゴルフ界にある暗黙の“総意”だ。