シニアツアーデビュー 原前監督が“客寄せパンダ”の是非
【熊本・阿蘇シニアオープン最終日】
デビュー戦は上出来と言えよう。
今大会に主催者推薦で出場しているプロ野球巨人前監督の原辰徳氏(60)が、シニアツアー初戦を59位で終えた。
前日は4バーディー、3ボギーの71。1アンダーの40位発進に上機嫌。最終日は1番でいきなりイーグルを奪うも、その後は3バーディー、2ボギーにダボとトリが1つずつで74。通算1オーバーだった。
ゴルフは現役時代から球界屈指の腕前(ベストスコア66)。引退後にメンバーになった相模原GCでは2004年にクラブチャンピオンにもなっている。
「原さんはドライバーが300ヤード以上飛ぶし、パットもうまい。昨年は3日間競技の全国大会、報知アマでも44位タイに入った実力者です。現役時代からスター選手ですから華があるし、プロとラウンドしても堂々としている。来月には大会顧問をしている『ファンケルクラシック』(17~19日・静岡)にも出場する。昨年は池森賢二大会会長とプロアマに参加したが、今年はプロに挑戦する。3日間で2万2600人以上集まったギャラリーは間違いなく増えるでしょう。今後はシニアツアーに引っ張りダコになるんじゃないですか」(大会関係者)
男子のレギュラーツアーは人気低迷中。シニアツアーがプロ野球OBの参戦で盛り上がるとすれば、それはそれで問題だが……。