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都並敏史ブリオベッカ浦安TD

1961年8月14日、東京・世田谷区生まれ。読売クラブ/東京V、福岡、平塚(現・湘南)でプレー。98年に現役引退。東京Vコーチ、仙台、C大阪、横浜FCで監督を歴任。現在は関東リーグ1部・浦安のテクニカルディレクター兼守備コーチ。日本代表Aマッチ78試合出場2得点。

Jリーグ意識しギクシャク…昨季はJFL昇格のマイナス面露呈

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 純粋に戦力を比較した場合、JFLの壁が厚かったのも事実である。

「JFLはアマチュアリーグとはいえ、Jリーグで活躍した選手も少なくない。彼らは蹴る、止めるといった基本がしっかりしてます。ベテランとなってスタミナやフィジカルは衰えますが、彼らは<高度なサッカー脳>でカバーするのでゲーム運びがうまい。例えばJFL首位のホンダにはC大阪、山形、湘南でJ1を経験した37歳FW古橋(達弥)がいます。彼がボールをキープしたらなかなか取れません」

 全国リーグのJFLとは違い、地域リーグである関東1部ならではの悲哀を感じることも多い。

「JFLから降格して責任を感じて残留する選手がいれば『自分の責任ではない』とチームを出ていく選手もいます。もちろんサッカー選手はチャンスがあれば、上のカテゴリーに行きたいと思うのは当然のこと。仕方ないのですが……。たとえばヴェルディで出番に恵まれず、浦安で手塩にかけて育てた選手は愛着があるし、長く浦安でプレーして欲しいと思いますが、より好条件のオファーが来たら出ていってしまう。残念ながら引き留めようがないんです」

(構成・六川亨=元サッカーダイジェスト編集長)

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