全豪3回戦進出の錦織圭 気になる「2試合10セット」の反動

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 ひざまずいた姿が苦しい戦いを物語っていた。

 全豪の錦織圭(29=世界9位)は2回戦でイボ・カロビッチ(クロアチア=同73位)に59本ものエースを浴びて2―0から追いつかれ、フルセットの末に勝った。

 今年から全豪のルールが変わり、最終セットの6オールからは10点先取のタイブレークとなったが、それでも試合時間は3時間48分にも及んだ。1回戦も格下相手(同176位)に2セットを先取される厳しい試合を2時間48分のフルセットマッチ(相手が途中棄権)でものにした。

 まだ2試合ですでに10セットを戦い、プレー時間は延べ6時間半を超えている。この先、反動はないのか。

 現地で取材中の塚越亘氏(テニスジャーナリスト)が言う。

「会見で錦織は『ほとんどサーブとレシーブでラリーが少なかったから、そんなに疲れていない』と言った。この日は涼しかったことも幸いしました。1回戦が終わった後の会見ではまったく笑顔が見られなかった。2回戦もすべてが思い通りに運んだわけではありませんが、『この勝利は自信になった』と言ってかなり満足している表情でした。男子の4大大会はスイスイと勝ち上がることはできない。錦織はこのような苦しい戦いを続けて調子を上げていく選手です。準々決勝で14連敗中のジョコビッチ(31)と当たるまで負けるわけにはいかないでしょう」

 19日に行われる3回戦の相手は同44位のジョアン・ソウザ(29=ポルトガル)。ここもフルセットになるのか……。

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