格下に冷や汗かいた錦織圭 2回戦ビックサーバー攻略のカギ
前哨戦を制し、いい流れのまま本番を迎えたはずの錦織圭(29=世界ランク9位)が、まさかの苦戦だ。
15日の全豪オープン1回戦。錦織は予選スタートの世界ランク176位、カミル・マイシュジャク(23=ポーランド)に、いきなり2セットを連取された。しかし、第3セット中、右手と足のトラブルに見舞われた相手を攻め立てて2セットを奪い返すと、最終セットで相手が棄権。辛くも2回戦に駒を進めた。
200キロ超の高速サーブと強烈なバックハンドに苦しんだ錦織は、「負けそうになったので、2回戦に進めるのはうれしい。マイシュジャクは驚くようなテニスをしていた。もっと積極的に動き、プレーの質を上げていきたい」と次戦を見据えたものの、2回戦の相手も苦手なビッグサーバーだ。
211センチの長身から繰り出す強烈なサーブが武器のイボ・カロビッチ(39、クロアチア=世界ランク73位)。07年にセカンドサーブで歴代最速となる232キロをマーク、08年には世界ランク14位まで行ったベテランだ。
これまでの対戦成績は錦織の3勝2敗。直近は3連勝中も、対戦は2年半ぶり。錦織は「そんなに好きなタイプではないので」と話している。