習志野監督に聞く サイン盗み騒動はねのけたタフさの秘密
――子どもたちの反応はどうでしたか?
「みんな神妙な顔をしていましたが、特段、浮ついたり、戸惑っている感じはなかったかなと。次の試合まで時間がなかったこともあるでしょう」
■「全くの誤報」
――念のために伺いますが、本当にサイン盗みはやっていないと……。
「(きっぱりと)そうとしか言いようがありません。以降の3試合も大会後も、それに該当するような注意は頂いていません」
――騒動の翌日、メディアに対して疑惑を否定しました。
「僕は大人なので、『俺がすべきことはみんなを野球に集中させてあげること。逆にみんなの役割はゲームに集中することだ』とも伝えました。僕は子どもたちに隠しごとをしたり、変に大人の都合だからと物事を進めるのは嫌なんです。17、18歳ともなれば、外部から情報を取れる。嘘を言ったり、繕ったりする方がかえって子どもたちにバレます(苦笑い)。そういうことも含めて、許容しようと」