霞ケ浦の監督を直撃 プロ輩出の秘密とOB綾部にかけた言葉
7日に登場する霞ケ浦(茨城)は4年ぶり2回目の出場。指揮を執る高橋祐二監督(59)は霞ケ浦で投手、日体大では外野手として活躍。卒業後に母校の体育教師として赴任。バレーボール部の顧問を務め、2001年から野球部監督。15年から3年連続でプロ野球選手を輩出するなど育成手腕には定評がある(15年DeNA5位・綾部翔、16年オリックス9位・根本薫、17年広島5位・遠藤敦志)。
卒業生がプロ入りすると、野球部の選手集めや学校の評判は好転するのか。教え子の綾部が未成年女性との交際を巡って、球団から無期限の自宅謹慎処分を受けたことをどう思うか。同校の副校長も務める高橋監督に聞いた。
■試験で追試はメンバー外
――霞ケ浦に赴任してから38年。指導する上で大事にしていることは?
「僕らの時代に当たり前だったことが、今は当たり前ではなくなっている。目配り、気配り、心配りと言いますが、視野を広げ、自分のことばかり考えないようにしようということです」