支配下枠は残り3…G育成に阿部二軍監督の目と補強の高い壁
■日本人の育成勢は劣勢
これで支配下枠の残りは3。これまで一軍に帯同し、アピールを続けてきた育成の沼田翔平(19)、与那原大剛(22)らは7月いっぱいまで期限があるものの、原監督が言うように、問題は残りの枠が少ないこと。若手に与えるか、はたまた補強に使うのか――。
昨年は6、7月に育成3選手が支配下を勝ち取り、最終的に68人のメンバーで戦った。今年はこれまでモタ(24)、ディプランが昇格。日本人の育成勢は劣勢だ。チーム関係者がこう言う。
「ディプランは昨年11月に巨人がドミニカ共和国で実施したトライアウトで合格。この時、視察した阿部二軍監督が連れて来た形で、阿部チルドレンの一員です。モタのこともかわいがっているし、日本人も外国人も区別しないで同じ目線で見る監督。それだけに、眼鏡にかなうのはハードルが高いかもしれない。これから球団が補強に動く可能性もありますから」
昨年の数に照らし合わせれば、残りはたった1枠だ。沼田らはシビアな阿部二軍監督の目、まだ見ぬ補強と戦わないといけないのだから、支配下への道は遠く険しい。