外出禁止で爆発寸前…プロ野球選手がぼやく自宅待機の現況
阪神は27日、前日に新型コロナウイルスの感染が明らかになった藤浪晋太郎(25)に続いて、長坂拳弥(25)、伊藤隼太(30)も陽性反応が出たと発表した。
藤浪はセキや発熱などの症状はなかったものの、「ワインやコーヒーのにおいがわからない」と異常を感知。あえて自身の名前を公表することで「症状の啓蒙や周知につながるのであれば」と、判断したという。長坂、伊藤も藤浪同様、嗅覚異常を訴え、3人とも入院する。
いずれもプロ野球界では初となる感染者だ。会見を行った揚塩球団社長は3月14日に藤浪ら選手7人が球団外5人と計12人で会食を行ったと説明。いくら阪神が選手に外出禁止を課していなかったとはいえ、この状況下でノコノコと大勢が集まる会に出掛けていくこと自体、軽率のそしりを免れないだろう。
すでに球界では練習試合が続々中止。ロッテは28日から3日間、西武は同じく28日から2日間の自宅待機指令を出すなど、対応に苦慮している。
では、下手に外出できなくなった野球選手は自宅で何をしているのか。巨人や日本ハムのように「全体練習中止、自主練習は可能」という球団ならいいが、自宅待機ではトレーニングもできない。