ヤンキースFAマー君に…宿敵レッドソックス移籍話が急浮上
田中は過去7年間でレッドソックス戦に22試合登板し、8勝5敗、防御率5・70。完封も2試合あり、相性は決して悪くない。昨年6月にロンドンで行われたレッドソックス戦では、相手ベンチにサインを盗まれたこともあり、1本塁打含む4安打2四球6失点の大乱調で、わずか3分の2回でKOされた。田中にとってはチーム同士のライバル関係以上に因縁の相手ではあるが、裏を返せばレ軍がのぞきでもしなければ攻略できないと踏んでいた証しでもある。
昨季まで指揮を執っていたアレックス・コーラ監督は、アストロズのヘッドコーチ時代のサイン盗みの責任を問われ、レ軍監督を解任された。そのコーラは職務停止処分が解けた今オフ、レ軍監督に復帰し、ハイム・ブルームGMに先発投手の補強を要望しており、新指揮官が望むひとりに田中も含まれているそうだ。
複数の米メディアは、田中の契約は2年24億円規模になると予想しており、資金力のあるレッドソックスなら十分に捻出できる金額だ。
赤いユニホームに袖を通した田中が、熱狂的なヤンキースファンのブーイングを浴びながら、フェンウェイパークのマウンドに上がる可能性が出てきた。