羽生と決別か…オーサー氏が中国人選手の指導に熱心な理由
蜜月だった2人に亀裂が生じたか。
フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦(26)が、ブライアン・オーサーコーチ(59=カナダ)との師弟関係を解消しかねないというのだ。
カナダの「フィギュアスケート・マガジン」(電子版)は25日(日本時間26日)、オーサー氏のインタビュー記事を掲載。コロナ禍で何かと不自由を強いられる教え子たちへの指導法について明かしている。カナダ政府による入国制限措置のため、指導拠点である「クリケット・クラブ」(トロント)で練習を続けているのは主に自国の選手のみで、クラブの練習用リンクには選手の細かい動きまで確認できるよう大画面を設置。欧州やアジアの教え子にはスマートフォンの通話アプリを使用して気付いたことをアドバイスしているという。
海外選手の指導は他のコーチと分担しているそうだが、中でもオーサー氏が熱を入れているのが中国人スケーターだ。トロントと北京の時差は13時間。練習開始時刻は早朝か深夜になり、不規則な生活を強いられながらも指導を欠かさない。時には中国人選手に宿題を与え、送られてきた動画でスケーティングをチェックすることもある。