古巣オリ復帰の“地味男”平野佳寿が放つMLB仕込みの存在感
メジャーの解説を行う三井浩二氏は「平野に関しては心配ないでしょう」と、こう続ける。
「メジャーに行ってもオリックス時代同様、150キロ超の速球と、落差のあるフォークボールを軸に結果を出してきた。年齢による衰えもまったく感じさせず、渡米前と変わらないパフォーマンスを期待できる。18、19年はダイヤモンドバックスで75試合、62試合に登板。イニング途中のしんどい場面でマウンドに上がるなど、場数も踏んでいる。現在はコロナ禍の影響で『無理に日本人選手を取らなくても』という理由で獲得を見送られた可能性がありますが、例年ならとっくにメジャー契約を結んでいてもおかしくない投手ですからね」
昨季勝率・398で最下位に沈んだオリックスだが、中嶋監督就任後は29勝35敗3分け。勝率・453とチーム状態は上向きになっている。
メジャー帰りは田中だけではないことを、満天下に知らしめることができるか。