桑田コーチ補佐の「指導力通信簿」は戸郷の“一本立ち”次第
巨人の桑田真澄投手チーフコーチ補佐(52)が19日、一軍キャンプ地の那覇に到着した。
1日のキャンプインは東京ドームでベテラン、主力中心の「S班」でスタート。6日から宮崎の一軍キャンプに合流し、若手投手陣を指導した。所用のため、13日に一時帰京していたが、20日から再びチームに合流する。
17、18日の練習試合では、宮崎で指導した桜井が3回を無失点、高橋優が4回を無失点と「チルドレン」が好投した。さるチーム関係者が言う。
「若手の底上げは重要な仕事だが、その中でも桑田コーチが『強化指定選手』に指名し、『“彼”には厳しくしたい』と特別扱いを隠さない戸郷(翔征=20)を一本立ちさせることが、最重要課題になっています。高卒2年目の昨年は9勝を挙げた準エース格で、すでに開幕2戦目の先発を伝えてあると原監督が公言した。高卒2年目に15勝を挙げ、その後エースとして活躍した桑田コーチは、ケガをしないように戸郷を鍛え上げ、1年後にメジャーに流出する可能性が高いエース菅野の後釜に育てるという重大な使命を背負っています」