大谷の打撃に3つの疑問…なぜ外角低めクソボールを振って三振?どうして得点圏打率1割5分未満?
①得点圏打率.143はなぜか
大谷翔平(30=ドジャース)が、日本時間17日のロッキーズ戦でリーグトップに並ぶ6号先頭打者本塁打を放った。
この日は5打数2安打2打点。打撃はいよいよエンジンがかかってきたとはいえ、疑問もいくつかある。
そのひとつが得点圏打率(.143)の低さだ。何しろ開幕20試合目のこの日、本塁打に続く2打席目に放った安打が今季初めて得点圏に走者を置いた場面での適時打。続く三回の3打席目は2死二塁の得点機で空振り三振に倒れた。
ドジャースは今季、下位打線が低調だ。前日まで得点圏で回ってきたのは計9打席。そのうち4打席は四球で、計5打数無安打だった。
1番という打順も無関係ではなさそうだが、大谷は昨年の序盤も得点圏打率.053(19打数1安打)と、チャンスで苦しんだ。「何とかしようと力んでボール球を追い掛けている」とロバーツ監督に苦言を呈されたものの、シーズンが進むごとに改善。レギュラーシーズン終盤からポストシーズンにかけては得点圏で20打数17安打(同.850)と勝負強さを発揮した。最終的に同.283、8本塁打、68打点と結果を残したものの、昨年以上にマークが厳しくなるだけに果たして……。