王者・井岡 タトゥー騒動の次は大麻疑惑…尿検査で陽性
世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者の井岡一翔(32=Ambition)が、昨年12月の世界戦の際に受けたドーピング検査で、大麻成分の陽性反応が出たことが26日、分かった。
日本選手として初の世界4階級制覇を成し遂げている井岡は2020年12月31日、挑戦者の田中恒成(25=畑中)に8回TKO勝ちし、2度目の防衛に成功した。関係者によると、試合当日に井岡から採取した尿検体を「A検体」と「B検体」に分け、今年1月に検体を分析。A検体から大麻成分が検出された。この結果を受け、別の機関にB検体を提出したという。井岡は弁護士を通じ、違法薬物や不正薬物を摂取したことは一切ないとしている。
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09年4月にプロデビューし、国内男子世界王座最速獲得記録(当時)の7戦目で世界ボクシング評議会(WBC)ミニマム級王座を奪取した。19年6月には日本男子初の世界4階級制覇を達成。戦績は28戦26勝(15KO)2敗で、世界戦通算17勝は日本男子最多記録となっている。
田中との防衛戦の後、左腕に入れたタトゥーが問題視され、日本ボクシングコミッション(JBC)から厳重注意処分を受けたばかりだった。